考えてみた

【上司】「あなたの為に言っている」という言葉の暴力【両親】

人間生きていると「あなたの為に言っている」という言葉を1度や2度は耳にするのではないでしょうか ?

私
1度や2度ではなく数百回は言われてるような気がします。

実はこの「あなたの為に言っている」という言葉は、多くの場合あなたの為ではなく
「あなたの為に言っている」と言っている話し手側が責任逃れの為に口にする場合がほとんどです。

なぜなら、「あなたの為に言っている」と言えば自分の主張を正当化することができるからです。

この記事では、「あなたの為に言っている」という呪いとも取れる言葉で困っているあなたの悩みを揉みほぐして行きたいと思います。

記事を読み終えると、今後「あなたの為に言っている」という言葉を投げかけられた時にも上手に対応できるあなたになっているはずです!

「あなたの為に言っている」という言葉の暴力

「あなたの為に言っている」という言葉は主に話し手が自分の言っていることや、やっていることを「正当化する為」だったり、「肯定する為」に言っていることにすぎません。

ケースその①

例えば、親が子供に「あなたのために言っている」というときは、自分の思う様に子供を育てたいという想いが裏に秘められています。

例 : あなたの為に塾に習わせてあげているのよ(親と子)
⇨勉強して欲しいと思っているのは親。それを「あなたのために言っている」という言葉で正当化している。なぜなら優れた子供の親でいたいから。

ケースその②

また、上司が部下に「あなたのために言っている」という時は、自分の都合の良い様に部下をコントロールしたいという想いが裏に秘められています。

例 : これはあなたの為にも退職するのは辞めといた方がいいのでは?(上司と部下)
⇨退職して欲しくないと欲しくないと思っているのは上司。それを「あなたのために言っている」という言葉で正当化している。なぜならあなたが人材補充の手続きを行うのは上司であり、あなたが退職することで会社内での評価が下がるのも上司であるから。

「あなたのために言っている」という言葉は、文章に付け加えるだけで、

不思議なことに、失敗を揶揄(やゆ)する嫌な人間から、相手思いのいい人へと早変わりするのでき、自分を正当化することができる魔法とも言える言葉なのです

「あなたの為に言っている」という言葉は、話手の立場の都合!?

下記の画像をご覧ください。

出典:実家からニートの弟を引きとりました。

作家の沼津マリーさんのお父さんと弟さんのお話です。このシーンではお父さんがニートの弟さんを社会復帰させようと試みています。

お父さんの「お前のためを思って言っているんだ」という言葉は、「息子がニートだという私の不安を解消しなさい」という自身の願いを、お前の為という名目で正論化しています。

沼津マリーさんの弟さんの将来を案じているのも事実ではありますが、本心を察することができるので言われた側も中々素直に言葉を受け取ることができないのも当然と言えるでしょう。

「あなたの為」という言葉は日常的に使うには重すぎる件

出典:少女ファイト 6巻

引きこもりになった少年の回想の場面です。

彼の引きこもった理由の大きな原因が、「あなたのためという言葉でした。」

「あなたのため」という言葉は、裏を返せば

「あなたのため」といえば何を言っても許される。「あなたのため」といえば自分の発言には責任がなくなる。

とも取れることがわかりますね。

私
また「あなたのため」と言われた立場からすると、相手の発言を無碍にすることが出来ないと心のどこかで思うようになり、すごいプレッシャーになります。
私
あなたのためと言われたら、こちらは何も言えないですよね…

「あなたの為」という言葉と私の実体験

私の体験談と具体例を交えて対策法を紹介させていただきます。

①.会社の上司と私の場合

とある建国記念日(祝日)の前日のことでした

上司
上司
お前、中途半端な祝日の日にどうせやることないだろ、俺がお前の為に予定を入れてやる。明日会社を一緒に掃除しよう。

と言われたことがあります。もちろんお給料はでません。

この「お前の為」という言葉は全く持って私の為でもありませんですし、

この「お前の為」という言葉を今振り返ると、

上司が私に感謝することへの強要をしていたと思いますし、

上司が休日を持て余しているところで、私を利用して予定を入れていた様に思いました。

なのでこの「お前の為に」という言葉で自分を正当化するのは意地悪さを感じました。

②.両親と私の場合

私の両親は、子供の立場からみても愛情を注いで育ててくれました。

小学校の時は、ありとあらゆる習い事していましたし、教育には金を惜しまない方針で私を育ててくれました。

また、学生時代はお小遣いではなかったのですが、友人と遊びに行く時には困らないくらいのお金を持たせてくれました。

そして、親が思う私が1番良いような人生を歩ける様に進路を決めていました。その時、言われた言葉がやはり「あなたの為」という言葉でした。

私自身その言葉が正しいと思い、高校受験〜就職まで自分の中でやりたい事と親に敷かれてきたレールの中で折り合いをつけてきましたが、自分の人生が自分の人生という感じがあまりありませんでした

これは前述に申し上げた沼津マリーさんのお父さんと弟さんと似たような状況で、

私の事を思って両親が思う「私にとって最善のこと」を考えてくれていたのですが、

子供目線な気持ちを言うと「私の為」と言う言葉を使われると、無碍にすることが出来なくて苦しいと言うのが本音です。

②.私と先輩の場合

「あなたのため」という意味ではありませんが、似たような言葉を言われたことがあるのでご紹介します。

某企業に所属していた時に何かにつけて、

先輩 A
先輩 A
それ、俺だから許されるけど他の人の前で言わない方がいいよ ?

ということをいう先輩がいました。

もちろん、私もTPOをわきまえていますので、他の人の前で不用意な発言はしませんし

この先輩は「俺だから許される」という発言をしていますが、多くの人に言っても許される発言ばかりでした。

今、この先輩の心理を思えば、自分の発言に責任をとりたくないというのと、自分の発言に自信がなかったのかな?と思います。

ですが、今でも「俺が不愉快だからやめてくれ」と言ってもらった方が100倍マシだと思いました。

「あなたのため」という言葉に隠された意味まとめ

「あなたのため」には自分の不安を解消して欲しいという思いが隠されている。

「あなたのため」という言葉には感謝の強要が含まれている。

「あなたのため」という言葉には自信の無さが隠れている。

私
本当にあなたのことを思っていれば「あなたの為に」という発言をしないように思います。

まとめ

ここまで、「あなたのため」という言葉についてお話させていただきましたが、

もちろんこの世の中には、あなたのためを思っての言葉は存在します。

なので、あなたの事を本当に思っている発言を見逃さないようにしましょう!

ではでは