皆さんが1番断捨離したい物は何ですか?
私が1番断捨離したいものはズバリ、それは使うたびに、もしくは目にする度に「辛い思い出」を思い出してしまうものです。

人は視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の五感を刺激されることで、その感覚を引き金とし、忘れていた記憶を思い出すことがあります。

焼肉の匂いを嗅ぐだけで、先日行った焼肉屋のことを思い出したり…

海外で頻繁に聞いていた音楽を、帰国後聞いてみたらそ当時の思い出が蘇ってきたり…

といった感じです。あなたにも体験をしたご経験があるかと思います。
以上のことを踏まえると「嫌な思い出や辛い思い出をまとっているモノ」が目に入った時はどうでしょうか?
正解は…視覚を通じてその嫌な思い出を自動的に思い出す仕組みになっています。

そういったモノは積極的に断捨離をしていきたいのですが、
・値段が高かった 高価だった
・まだモノの寿命がきていない
・便利なのでモノとしての価値は高い
といった理由があった場合には、なかなか断捨離を踏み切ることができません。
今回私の過去の体験と共に、「辛い過去や嫌な思い出」をまとった物の断捨離についてポイントを紹介していきたいと思います。
目次
なぜ、嫌な思い出をまとったモノを 捨てる必要があるのか
なぜ、嫌な思い出をまとっているモノを断捨離することが必要があるのでしょうか?
断捨離の一人者である川畑のぶこさんは、日常生活でエネルギー漏れをおこなさい為とおっしゃっています。
以前取材でご一緒させていただいたイラストレーターの方が、商売道具として日々使っているハサミを断捨離されたそうです。
そのハサミは、不和になった人からプレゼントされたものでした。
機能は素晴らしく、高価なハサミなのですが、見るたびにその人のことを思い出すので嫌な気持ちになり、エネルギーが低下したそうです。
物理的には大いに仕事の助けにはなっていたので何年も使っていましたが、決して彼女の幸せの助けにはなってくれませんでした。
むしろ、元気どころか「減気」という訳です。
思い切ってそのハサミを断捨離したところ、気持ちが晴れ晴れしたといいます。
出典:ディスカヴァー・トゥエンティワン『もっと断捨離アンになろう!』
また、風水の第一人者Dr.コパ氏はこうおっしゃっていました。
風水では「運の悪いものは速やかに手放し、運のいいものだけを残す」のが基本。高かったものでも、それを身につけていたときにイヤなことがあったものは、思い切って手放そうね。 大掃除のときにクローゼットを開けて、手持ちの服を1着ずつ見直してごらん。「この服を着たとき、仕事でミスをした」とか「このバッグを持って出かけたときに、財布を落とした」というものは捨てた方がいいね。
物は知らず知らずのうちにエネルギーを放っており、好きな物や大切な物だとあなたに元気が出るエネルギーを与え、
逆に嫌いなものや、お気に入りでは無い物はあなたのやる気を注いだり嫌な気持ちにさせたりと、エネルギーを奪っていきます。
そのような強力なエネルギーが物には、備わっており決して無視できるものではありません。
また上記の動画では嫌な思い出は絶対に思い出して追体験してはいけないとハッキリと断言しています。
嫌な思い出を完璧に消し去ることはできませんが、嫌な思い出をまとっている物とお別れすることは、嫌な思い出を乗り越える第一歩と言えるでしょう!
嫌な思い出をまとっている物を断捨離してみた。
基準は、自分がそのモノを持っていてワクワクできるか?
という点を重視しました。
銭湯で購入したカミソリ

引越しをしたシェアハウスでお湯が出ないという管理者側の不手際があった際に、銭湯に行ったのですが、その時に銭湯でカミソリを購入しました。
そして、その銭湯でちょっとしたトラブルを起こしてしまい、今でも心にひきづっています。
そして、その時に購入したカミソリを見るたびに、辛い思い出を思い出してしまいました。
買ったばかりだったので、カミソリの寿命はまだまだあったのですが、目に入る度に「辛かった出来事」を思い出してしまうので断捨離を決意。
カミソリを断捨離後は、スッキリ大満足!とまでは行きませんでしたが、少しは心が楽になりました。
・買ったばかりなので、まだまだ寿命自体はあったが、それを差し引いても目に入る負担の方が大きかった。
高価なジャケット

大学生の時に、とあるフォーラムに参加した時に購入しました。
購入理由としては、そのフォーマルの服装条件が「ジャケパンスタイル」のセミフォーマルな格好でとのことだったので、

当時まともなジャケットを持っていなかったので急遽購入することにしました。
今回、このジャケットを断捨離するに至った理由が二つ
・そのジャケットを購入するキッカケのフォーラム自体が「嫌な思い出」になってしまった。
・そのジャケットが自分に似合っていないということ。
そのジャケットを着て写真を撮った時には、
と、なったしまい、それ以来着用することなく、着た回数は2~3回だけに終わりました。
ですが、15,000円かけて購入した服だったので捨てるには惜しい上、「二足三文で買い取られるのはさすが辛い」と感じたため断捨離に踏み切れませんでした。
その7年間の間でそのジャケットを着たいとは全く思わない上、今後着る機会も無いと思い、ようやく断捨離をすることを決意しました。
この7年間「あのジャケット何とかしないと」と思っていたので、断捨離した時にはとてもスッキリした気持ちになり、一区切りを終えたように感じました。
もちろん、後悔はありません。
・高価なモノだったので、中々断捨離できず、ずっとタンスの肥やしになっていた。高価なモノはもらってくれる人に譲か、メルカリやヤフオクで売ると断捨離しやすい。
自殺気分を味わおうとしたネクタイ

退職の際に上司に有給を消化して退職したいと告げた時のことです。
と罵倒されました。
その時に、「自分が悪いんだ…」となり、その日の仕事を終えました。
ですが、その日の夜ふと、こう思いました。
と何の気なしに、脱衣所の手すりにネクタイをくくって首吊り体験をしました。

もちろん死ぬ気は無かったので、足が着くところで首吊り体験をしたのですが予想以上に力が入り一瞬気を失いました。
その自殺体験時に使ったネクタイが1番お気に入りのネクタイだったのですが、
そのネクタイを見ると、嫌なことばかり頭を過ぎるようになり、ネクタイを捨てることで区切りをつける意味を込め退職と共に断捨離をしました。
・お気に入りのモノでも、辛い思い出を思い出す引き金になるのなら、勇気を持って断捨離しよう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「嫌な思い出を纏っている物」を断捨離することで「嫌な思い出」を乗り越えるキッカケになれば幸いです。
ではでは!