日本人はよく「ではない」という表現をよく耳にしませんか?
例えば、「幸せではないわけではない」「楽しくないわけではない」
などなど…
あなたも色々な場面でこのような言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか?
今回はこの、「ではない」について考えてみたいと思います。
こんな「ではない」を聞いたことありませんか?
・あの人はカッコいい系ではない
・あの人は悪い人ではない
・このバッグは嫌いではない
・この服はお気に入りという訳ではない
・あの人のことは嫌いではない。
・今の現状に不満がある訳ではない
思いつく限りこれぐらい出ました笑
このような打ち消し言葉は自分で口にすることがあれば耳にすることもありますよね。
「ではない」という表現にはどの様な心理が働いているのでしょうか?
本心では、それらに対して満足していないもしくは気に入っていない
その人や物に対して何らかの「不満点」があると考えられます。
悪い人ではないって言葉をよく耳にしますが、これって本当に「悪い人」じゃなかったら、
あの人はいい人だ!あの人の◯◯なところが好き!
といった感じで肯定系になりますよね。
「悪い人ではない」と言ってる時点で、その人に対して何かしらの不満があるのです。
例えばですが、あの人は悪い人ではないが、誰にでも八方美人なところが私はあまり好きになれない
と言った感じで、「ではない」の表現の後ろには、その人の気に入らない理由が隠れてます。
これは物に対しても同じことが言えます。
このバッグは嫌いではないが、色が気に入らない。
この服はお気に入りではないが、頂き物なので粗末にできない。
この本は為にはなったし悪くはなかったが、1000円の価値はなかった。
と言った感じです。
「ではない」という表現を使う際は、自分の本当の気持ちに気づくチャンス
お気付きの方も多いかと思いますが「ではない」という表現には、本心が隠れています。
なので、ポロっと「ではない」という表現を使った時は自分と相手(物)との関係性を見直すチャンスです。
一度冷静になって、何が気に入らないかを考えてみましょう。
・嫌われても良い覚悟で気に入らない点を素直に伝える
・その人との関係や距離感を見直す
・自分が変わることで解決が可能ならば自分が変わる
・断捨離を検討する
・誰かに譲ることを検討する
・その物をリメイクする
・お手入れをするなどしてその物を好きになる努力をする
などといった感じで、打ち消しの言葉を使った時には、人や物との関係性を見直すチャンスが潜んでいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「ではない」という表現には、隠れた不満があることが分かりましたね。
ですが、「ではない」という表現を使った時こそが人や物との関係性を見直すタイミングだと言えるでしょう。
この記事を見てくださった皆さんの気持ちが少しでも楽になることを祈ってます。
ではでは