少女ファイトという漫画の9巻に断捨離の本質が書かれていたので紹介します。
断捨離は捨てるのが目的じゃないというのを思い出させてくれる内容でした。
目次
少女ファイト9巻の内容
それは掃除、整理整頓がされていない女子バレー部の部室での出来事でした。
そこでバレー部の監督が以下のように苦言します。
「片付いてないということが、どれだけ時間を浪費するのかわからんのか」

「整理整頓は何故整頓整理の順でないかわかるか。整理とは、無駄なもの不要なものを処分すること。整理とは並べ整えることだ」
「不用品を並べておくと導線を確保できず体力が削がれ情報量の多さに精神も疲弊する」
「まず初めに必要のない物を全て処分しろ、物の絶対量を減らさなねば整頓など無理だ」
「「いつか使える」ではなく今使っていない物も破棄すること」
「えーっもったいなくないですか」⇨「その痛みを心に刻んでこの先の買い物にそれを活かせ」
「ただし自分の励みになるものだけは残しておけ」

「物は思い出を纏っており放置すると無意識のうちに心の負担になってくる」
「物は片付けるときに嫌でもそれと向き合わなければならない。つまり片付けは過去にかたをつける行為でもある。」
「これからは常に必要か不要かの取捨選択を迅速に処理する習慣をつければ問題を先送りにする悪癖もなくなる」


「いいかいつでも行き詰まったら整理整頓して掃除に励め。そうすればおのずと心も安定してくる」
「管理能力を超える量は持っていないのと同じだからさ」
「よし必要な物だけに絞ったな次は全ての物の定位置を決定しろ」
「使い終わったらすぐに戻せ住所不定の物を一つでも作るなこのルールを常に厳守だ」
少女ファイト9巻 より引用
断捨離の名言のオンパレードでしたね。
これを見ると断捨離はただ単に物を捨てるというのではなく、生活をより良くするための手段ということがわかりますね。
ちなみに心理学的には部屋の状態 ≒ 心理状態とも言われていて、お部屋は心を映し出す鏡とも言われています。
なので作中の「いいかいつでも行き詰まったら整理整頓して掃除に励め。そうすればおのずと心も安定してくる」という言葉は的を得ていると言えるでしょう。
ここで例を挙げてみましょう!
・部屋がゴミで埋もれている ≒ ゴミの捨て方がわからない。何を捨てれば良いかの判断が出来ないぐらい病んでいる。
・もうすでに興味が無いもしくは必要の無い過去の物が沢山ある ≒ 過去に執着している。
・「未完」の物で部屋がごちゃごちゃしている ≒ 自分の能力の限界を超えて無理をしている。
・脱ぎっぱなしの洗濯物が山住みになっている ≒ 身だしなみに無頓着。
あくまでも一例ではありますが、このように部屋と心は繋がっています。
今回のバレー部員の片付けも、部室の整理整頓という名目の中に「冬季大会までに自分と向き合う・大会に専念できるようにする」といった理由が含まれていると言えるのだと思います。
では、今回特に紹介したいと思った言葉を掘り下げていきたいと思います。
その痛みを心に刻んでこの先の買い物にそれを活かせ
断捨離したことがある人ならご存知かと思うのですが、物は買うよりも捨てる方がはるかに難しいのです。
理由としては、物を捨てるという行為を行うのは何を残して何を捨てるのかといった取捨選択する必要があり、大量のエネルギーを消費するから。
ですが、その痛みを乗り越えた人は物を断捨離することの痛みを知っているので今後の買い物は「本当にこれは要るものなのか」という吟味を重ねた上で衝動買いをしなくなります。
これを断捨離eyeと言います。
自分の人生に本当に必要で、適切で、快適なモノを瞬時に取捨選択して判断する識別眼
それを繰り返すことで本当にお気に入りの物だけで暮らしていくことが出来ます。
どれをとってもお気に入りの物ばかりに囲まれた生活を想像してみてください。
凄く、幸せな気持ちになれると思います。
「その痛みを心に刻んでこの先の買い物にそれを活かせ」という言葉にはそんな意味が含められているのだと思いました。
物は思い出を纏っており放置すると無意識のうちに心の負担になってくる。
物はただの物体ではありません。物とあなたには、互いに思い出という不可価値で結ばれているのです。
そして、モノにも魂があり使ってもらえないとジェラシーを感じ放っておくと次第に殺気を放つようになるそうです。そして運を衰退させる衰気(すいき)と呼ばれる悪い気を放ち始めると言われています。
なので、長い間使うことが出来ずにいて、この先も使う予定が無いものは片付けましょう!
少し考え方を変えてみましょう。 物を人に置き換えてみます。
あなたには好きな人がいます。ですが、その彼氏または彼女にとって貴方のことはキープ状態で大切にされている訳でなく、メールもいつも放置されている状況だとします…

寂しいですし、辛いですよね?
物も同じなのです。使ってもらえないと寂しいですし辛いのです。
そうして、あなたの気づかないところで徐々にプレッシャーとしてあなたを蝕んでいくのです…

なので、もう使わないものには、きちんと「かた」をつけてあげましょう !
物は片付けるときに嫌でもそれと向き合わなければならない。つまり片付けは過去にかたをつける行為でもある。
また日常生活で自然と口にしている「片付け」という言葉には実は深い意味が隠れています。
片付ける = 片を付ける
物事をきちんと処理する。けりをつける。決着をつける。
weblio辞典より引用
そうです。片付けという行為には、「過去と決着をつける」という意味も持ち合わせているのです。
自分の過去と決別しながら片付けをすることで、頭の片隅でずっともやもやしていた負担から解放され、脳の空いた部分に新しいものが入ってきて、新しい「何か」を入れることができるのです。
この断捨離が捗らなくなった時はこれらの言葉を思い出してください。きっと断捨離が捗ることかと思います!
必要な行動がすぐとれるように、常に整理整頓をするように

この画像は少女ファイトの作中での別のバレー部のお話です。
必要な行動がすぐとれるように、常に整理整頓をするようにということをおっしゃっています。
あなたのノートや手帳やメモ帳は常に必要な情報を見返せられる状態になっていますか ?
スマホアプリのメモ帳や写真アルバムは必要な情報や写真を見つけられる状態ですか ?
断捨離は、「捨ててお終い」という訳ではなく、断捨離は生きている限り続きます。
強いて最終ゴールをあげるのであれば、「必要な行動がすぐにとれる状態」が断捨離のゴールと言えるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少女ファイトの中には、このよう作中内で名言が散りばめられており、
下手な断捨離本を見るよりも断捨離のモチベーションを上げることができます。
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彼女たちはバレーを戦ってるんじゃない、人生を戦っている
というキャッチコピーがあるように人生を戦っている、少女達の生き様が見れるので
バレーとか断捨離とか関係なしに、生きずらさを感じている方にこそ読んでいただきたい作品になっています。